・弘前大学藤崎農場において、育成・選抜し、2010(平成22)年に、農林水産省の新品種として登録された果肉が赤いりんご。
・生でも食べられるが、強い酸味と赤い果肉を生かした加工用に需要が見込まれます。
りんご大学より。
*くれないのゆめ林檎*
外見は普通のりんご。でも、中から表れるのは鮮やかな赤い果肉の「紅の夢(くれないのゆめ)」。
これまでに報告がほとんどない「生食が可能な赤肉品種」(渋味がない)として今注目を集めています。
なぜ果肉が赤いのか、「紅の夢」の赤い果肉の秘密は、天然の赤色色素であるポリフェノールの一種「アントシアニン」にあります。
果肉を赤く色づかせる「アントシアニン」は、抗酸化作用があり人間の身体に良いとされているのですが、通常は赤いりんごの「皮」の部分に存在しており、皮を剥いてりんごを食べる習慣のある日本では、この大事な部分を捨ててしまっていました。
「紅の夢」は、この大事な「アントシアニン」が果肉に存在しているため、今まで通り皮をむいて食べても「アントシアニン」を摂取することが出来ます。