あんぽ柿の原料として使われるのは、主に「蜂屋柿(はちやかき)」と「平核無柿(ひらたねなしかき)」という渋柿です。どちらもひとつの実が大きく、中の種が小さいこと、水分が多く糖度が高いこと、鮮やかなオレンジ色の果肉とゼリー状のトロッとした食感が特徴です。
あんぽ柿と干し柿の違いは…
あんぽ柿は皮をむいたあと、硫黄燻蒸の処理を施すことが特徴です。 その後自然乾燥させることで完成します。 この硫黄燻蒸によって、ポリフェノールの酸化が抑えられるので、実が黒くならずにオレンジ色のまま保たれます。 干し柿は皮をむいたあと、硫黄燻蒸せずにそのまま自然乾燥して仕上げたものです。